本を読むという事
なんで本を読んでいるんですか?
と聞かれたらなんと答えますか?
「好きだから」「勉強の為」いろいろ理由はあると思うんですが、本を読むのが趣味な人は本が好きですよね。
なんでこんなこと言うのかと自分自身も思うんですが、よく本を読んでいると言われることがあるんですよね。
美容室は長く本を読める最高の場所じゃないですか?
子供がいる私はゆっくり長く集中して本を読む時間がなく、欲しい本ばかり買い集めて「時間があるときによもう」の本が増えていきますw
カットとカラーだけでも2時間くらいはかかるので、本当に幸せタイム♪
ただどこの美容室に行ってもたいがい本を読んでいると「頭いいですね」とか「本を読む人かっこいいですよね」「憧れます」と言われます。
接客業なんで、セールストークなのは分かるんですけどね…
そういわれるたび?????←頭の中はこう。
本を読んでいたら頭がいいのか?
かっこいいのか?憧れるのか?
変なの…w
すみません。ひねくれてて。
いつもこんなこと言われるたび、なんて答えるのが正解なんだろうと考えてしまいます私はw
そんなことないですよーと愛想笑いで済ますのか、はたまた本気で本の素晴らしさを伝えてなんならおすすめの本まで教えてあげるか。
恐らく前者が正解だとは分かっていますw
そもそもそう言ってくる人に本は読めないのです。
そんな理由で本は読むものではないのだから。
こんな事を考えるたびに私は「なぜ本を読んでいるのか」を考え、そしてある結論にたどり着きました。
結論に!なんて大それたことではないんですが、私は本の世界に逃げ込むために読んでいます。
正直に申し上げますと私はこの世の中が嫌いです。w
なんとも息苦しく、生きづらい。
私がHSPなのもきっと原因の一つなんでしょうがw
ですが死ぬという選択肢も無く、ただ生きることに欲もなく、せめて子供が成人するまでは生きていたい。
その後も寿命が続いていくのであればおまけだと思おうと。
母に昔の話を聞くと心底うらやましく思います。
昔はみんなが貧乏で、泥団子をピカピカに磨くのが楽しくて、古びた空き家に忍び込んだり、もなかの船にわらびもちをのせて売るおじさんがいて、10円かそこらでそれを買って食べるのが贅沢で楽しみだったと。
チリ紙交換、廃品回収に精を出し、お駄賃をもらって喜ぶ。
そんな時代に私も生きていたかった。
今の時代はとても便利で、もので溢れていて、私にはいらないものが多すぎる。
なんて贅沢なんだと思われるかもしれませんが、ここでだけすみません。
そんなときに私が逃げ込むのは本の世界。
読んでいる間も読み終わった後も、本当にその世界が実在しているんじゃないかなんて思うほど私は入り込み、想像し、それが幸せで絶対的に必要な場所。
なにが言いたいのかよくわからないまとまりのない記事になってしまいましたが、いくら映像の技術が進んだ未来がやってきても、文字は決してなくなることはないでしょう。
私は本を読み続けるし、宇宙と同じで無限に広がる本の中の世界を、生きている限り旅し続けようと決めているのです。