感動!感涙!私が号泣した小説
こんにちは。
前記事にも詳しく載せておりましたHSPだと思われる私はものすごく
感受性が強く、大好きな小説、映画においてもこれでもかというほど
感情をゆさぶられます。
そんな私が読みながら号泣した作品をここで紹介したいと思います。
沢山あるのでシリーズ化できるのでは…と思ってしまいますが。
かなり私情の入った感想や、内容の話ネタバレが含まれますのでご了承の上
読んでいただけたらと思います。
今回ご紹介したい作品は、1作目にふさわしいこちら!
「容疑者Xの献身」
です!
めちゃくちゃ有名な作品ですよね!直木賞受賞作品です。
本当に大好きな作品です!なんといっても登場人物の石神と湯川が本当に
愛すべき人格の持ち主なんです。魅力的な人なんです。
ちなみにこちらの作品は、福山雅治、堤真一などそうそうたるキャストで
映画化されています。
が!私は見ていません。小説や漫画が好きな人には必ず立ちはだかるこの問題!
「実写化」
問題は言いすぎですね。
こればかりは本当に個人の問題で賛否あると思うのですが、私は基本的に小説や
漫画の実写化は見ません。例外はもちろんあるのですが、やっぱりファーストインプレッションって大事です。最初に読んで感動した!大好き!頭の中にできた登場人物の
顔や体系、物語中の世界、風景!きりがないですが、頭の引き出しの中に綺麗にしまわれています。それが大切で、そのままにしておきたいのです。
話がそれてしまいました…
この作品に出てくる高校の数学教師「石神」も、見た目はずんぐりむっくりで目は細くさえない。作中にも書かれていますが、結婚もしたことはないだろう。
読み始めから彼のイメージが出来上がりました。
先に結末を書いてしまいますが
このさえない真面目な数学教師が、隣に住んでいるシングルマザーであり、
弁当屋の靖子に恋心を抱くのです。彼女が前夫を殺害してしまった事を知り、
2人を救おうと完全犯罪を企てます。犯罪は犯罪!悪いことに決まっているのですが、
彼は悪くない!彼女も…幸せな結末なんてあるはずないのに、お願いだから苦しまないで。どうにか3人で幸せに…と願わずにはいられませんでした。
彼の純粋な愛と、自分は犠牲になってもかまわないから2人を助けたい!という
感情がどんどん私の中に流れ込んできて涙が止まりませんでした。
今この記事を書きながらもウルウルしてしまいます。感情移入しすぎてます。
そして皮肉にも石神のかつての親友である物理学者の「湯川」がその謎に挑むことに
なっていくのです。
この2人の天才による頭脳戦は圧巻で、お願い!お願い!と祈りながらどんどんページをめくっていくことになります。難しいことは全くなく、中盤からは先が気になりすぎてキリのいいところでやめようが出来なくなります。
終盤の一説に
花岡母娘と出会ってから、石神の生活は一変した。自殺願望は消え去り、生きる喜びを得た。二人がどこで何をしているのかを想像するだけで楽しかった。
世界という座標に、靖子と美里という二つの点が存在する。彼にはそれが奇跡のように思えた。
とあります。彼にとって2人は奇跡のようで、人生の幸せそのものでした。
ストーカーでは決してありません!どうにかなろうなんぞという事は考えてもいません。
最後の裁判所で、彼が魂を吐き出すかのように泣き叫ぶシーン。
号泣です。
思いもよらない出来事が起き、登場人物たちの感情があふれだし、私の涙も
止まりません。
こんな作品を世に出していただいて本当にありがとうございますと言いたいです。
素晴らしい作品に出合い、心を揺さぶられ、私の人生はまた一つ色づきます。
人間の感情は喜怒哀楽だけではなく、もっと細かい、繊細な感情がたくさんあって
小説を読んで一喜一憂するごとに一つずつそれが増えていくように感じます。
ただただ私の感情を書き綴った記事になってしまいましたが、共感してくれた方
興味を持ってくれた方が一人でもいれば嬉しいです。